栗林公園② 藩主の愛した茶室

前回ご紹介した栗林公園は本当に気持ちの良い庭園で、とても広いので人がいても、ほとんど気になりません。

ここではよく瞑想的な散策を一緒に行く人たちとしています。

友達と一緒にいると、ついつい喋ってしまうので、あえて途中はひとりずつに分かれて過ごすのです。

すると外側に見える風景に触れながら、同時に自身の心に触れるという内的な対話に切り替わるので、じっくりと自身と向き合って過ごすことができるでしょう。

庭園内のあちこちにベンチがあるので、お気に入りの場所でのんびりと自然を眺めながら過ごすのもオススメ。

また広い庭園の中にはいくつかのカフェや茶屋がありますが、一服するのに断然オススメしたいのが掬月亭 (きくげつてい)です。

前回に記したようにこちらの公園は元高松藩主の邸宅跡地ですが、この掬月亭は数ある建物のなかでも最も大きく「大茶室」と呼ばれた、江戸時代初期に造られた数寄屋造りの美しい茶室です。

こちらでお抹茶やお煎茶が、土地の銘菓と合わせて700円でいただけます。

ここの素晴らしさは、お抹茶やお菓子が美味しいのはもちろんのこと、お茶をいただいた
あとで奥のお座敷に上がらせてもらえることでしょう。

南湖に向かって張り出した、広いお座敷は本当に素晴らしく、時間を忘れて過ごせてしまいます。

ここは結婚式などで使われることもあるぐらい、充分な広さがあって、湖の水面から風がさわやかに吹き抜けていく心地よさ。

特に時間制限は設けられていないので、空いている時は心ゆくまで過ごせます。

平日の昼間は人が少なくて、貸切状態になることもしばしば……。

150年前までは、ほんの限られた藩主のお殿様とその奥方様たち、重臣たちだけが入れた特別な場所だったのだなと思うと感慨深くもあり、現代に生まれて、こうしてほんの数百円で一庶民である私も素敵な空間の恩恵に与れるありがたさをしみじみ感じます。

湖に遊ぶ魚や亀をのんびり眺めたり、吹き抜ける風の心地良さに身をまかせたり、畳で瞑想してみたり、フォトジェニックな写真を撮ってみたり、歴史に思いを馳せたりしながら過ごせる、素敵な空間です。

前回ご紹介した朝粥とセットでぜひ、時の藩主の気分を味わいに、栗林公園へ~!!

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