2020年はなかなかハードな日々が続きますが、それぞれに心地よくお過ごしでしょうか?
これまで通りにいかないことが多い世界となって、わたしたちはさまざまな生活習慣を変えていくことに大わらわ。
働いているお仕事の業種によっては、おのずと外へ出かける機会が減って、家で過ごす時間が増えた人も多いでしょう。
わたしも仕事の半分がオンラインに切り替わって、出張が以前よりも減りました。
家で過ごす時間が増えたので、普段あとまわしにしているお片付けやお掃除、じっくりと時間をかけた料理など、いろいろしたいことはあるのに……日頃やり慣れていないので、ついつい放ってしまいがちです。せっかくおうちにいるのに!!
こういう時、普段からひとつひとつのことを、丁寧にこなしている人って素敵だな~と、憧れますね。
先日読んでいた「丁寧な暮らしをする餓鬼」は、まさにそんな憧れを実践している……餓鬼のガッキーなのです。
梅をちまちまと干す餓鬼。
美味しいコーヒーを入れる餓鬼。
瓶を煮沸消毒する餓鬼。
パッチワークをする餓鬼など……ページをめくるたびに、だんだんガッキーがマメな性格のおかんに思えてくるでしょう。乙女座かな?
日本画を七年かけて学んだという著者が2019年頃からツイッターに投稿してきたものが作品集となったのが本書です。
つい忙しさにカリカリして追われてしまう時などに、パラパラとページをめくるとほっこりするでしょう。
忘れてしまいがちな心の余裕と、丁寧に暮らすということを、なぜか餓鬼が思い出させてくれるという、シュールでまったりする一冊です。