『ムゲンのi -アイ-』 / 著 知念実希人

この作品は、わたしのようなファンタジー物が好きな人にオススメの一冊。

ファンタジーとミステリーがミックスされたような作品です。
ですから読み進めながら、ハラハラする謎の解明と妄想の世界とにハマっていくこと間違いなし。上下巻ですが止まらない‼︎ 一気読みですよ‼︎

しかし、独特な世界観なので、もしかしたら「なんだこりゃ」と冷めてしまう人もいるかもしれません(笑)

ファンタジー好きの妄想族のミステリー派にオススメ‼︎

著者の知念実希人さんは、小説家であり医師。現場を知っているからこその目線で書かれているところも興味深いです。

主人公は女医の愛衣。彼女は、過去に大きなトラウマを持っています。どんなトラウマを持つかは、物語の後半に明らかになります。このあたりはちょっと衝撃です。イヤ結構、衝撃です(笑)

愛衣の勤める病院に、謎の病「イレス」の患者が4人入院しています。この病は、ずっと眠り続けて目を覚まさないという病で、治療法が何もありません。しかも不思議なことに、4人が同じ日に発症して運ばれてきました。

そのうちの3人が愛衣の担当患者なのですが「この3人をどうやって救えばいいのか」というところから、物語が始まり、展開していきます。

3人は、どうしたら目覚めるのか……と悩む愛衣は、気分転換に実家に帰ります。なんと愛衣のおばあちゃんは「ユタ」。おばあちゃんに、なんとなく3人の患者の話をします。

するとおばあちゃんは「マブいが落ちたのさぁ」と。マブいとは魂のことで……なぜそうなったのか、どうやって救えばいいのかのヒントもおばあちゃんが、しれーっと話します。

西洋医学畑の愛衣は、キョトン‼︎

ユタの孫である愛衣にも、どうやら不思議な力があるようで、その力を使って患者を助けろってことなのですが、ここからは、めまぐるしく物語が展開していきます。

前半は、愛衣がいままで使ったことのなかった能力を使ったり、患者の眠りの世界で起きていることや、どうしてその病を引き起こしたかの物語が、読み応えあって面白いのですが、後半になると、話の流れが

えーーーー⁉︎ そういうことだったの⁉︎

という、ミステリー感が増してきます。わっわっ、ちょちょちょっと‼︎って感じです。ここのところは、ネタバレになるので書けません(笑)

ドキドキですよ‼︎
こういう想像ができる作者は、本当にすごいなーと感心します。

あっ、そうそう「ククル」という、愛衣のマブいを映す鏡のような存在が登場するのですが、その存在がね、たまらなくいいです‼︎ わたしの「ククル」はどんな姿かな〜なんて想像してしまいます。

ファンタジー好きにも、ミステリー好きにも読み応えのある一冊です。しかも、文字を追いながらも、映像が映画のように浮かんでくる素晴らしい描写です。
ぜひ読んでみてくださいね‼︎

ムゲンのi -アイ-

ムゲンのi -アイ-
著 知念実希人
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宇宙図書館 No.9
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