加計呂麻島に宮崎人おなじみのあの神社
今回は、加計呂麻島の神社をご紹介します。
どこに行こうかな〜と地図を広げて目に入ったのが「高千穂神社」でした。
高千穂神社と言えば宮崎ではありませんか⁉︎
なぜ加計呂麻島に高千穂神社が?
そう言えば奄美大島にも高千穂神社がありました。
そしてそしてヨロン島にも高千穂神社があったことを思い出しました。
宮崎人、これは行かなくては、です‼︎
さっそく地図を見ながら車を走らせました。
見つけました!こんな看板が出てきたら、ここから歩いて行きましょう。
まさか加計呂麻島で高千穂神社にお参りできるなんて嬉しいな〜‼︎と最初はルンルン気分でした。
最初はね(笑)
しばらく歩くと次に出てくる看板がこちらです。
こ、こ、この道を行くのか……だんだん不安になってきました。
急に「ハブに注意‼︎」が頭から離れなくなりました。
もうこの道、ハブが出るとしか思ません‼︎
「絶対いるだろう。ハブ、怖いよー!」この考えに支配されてしまいます。
行くのをやめようかな。ここからご挨拶して帰ろうかな。
と、さっきのワクワクはどこへやら一気に不安モードに。
こんな山のなかで、ひとっこ、ひとりいないこの道で、もしハブに遭遇したらどうしたらいいんだろう。
そして、もし噛まれたりなんかしたらどうなる?
やめておいた方がいいんじゃない?
引きかえした方がいいんじゃない?
ここで十分、ここでご挨拶で十分だよと思考がどんどん喋りだします。
で、どうしたい?
で、わたしはどうしたい?
「行く!」ということで、怖いながらも通りゃんせです。
「ハブさん、通らせてくださいね。今からわたしがここを通りますよー。ただ通るだけです。通らせてくださいね」と話かけながら進みます。
そして、口から出る言葉は
「お守りください。お守りください」
人って怖いときに出てくる言葉はこれなのですね(笑)
ちょっとした木の枝や長い枯葉を見るとハブに見えます。
ハブがいるんじゃないかと思っているから、何を見てもハブに見えます。
お守りください。
お守りください。
何回言ったでしょうか。上に行き着くまで呪文のように唱えていました。
ここまで来ればもう大丈夫です。
到着しました。こちらが加計呂麻島の「高千穂神社」です。
小さなお社がポツンとありました。
「宮崎から来ましたと」ご挨拶。
こちらはとても大事な場所だと感じました。
「来させていただいて、ありがとうございます」そんな気持ちでした。
振り返ると海が一望できる美しい場所でした。
さて、あの道をまた通らなければなりません。
ハブさん通らせてね、通りますよ、と伝えたのですが、口から出る言葉は「お守りください」ではなかったのです。
「守られている。守られている」と言っていました。
さっきまでは「お守りください」と言っていたのに「守られている」に変わっているのが不思議だと思いながら歩きました。
無事、ハブにも遭遇せずに車まで戻ることができました。
怖いけど行ってよかったです。起きてもいない幻想に囚われなくてよかったです。
さんざん怖がらせてしまったかもしれませんね(笑)
ひとりでなければ、ここまでの怖さはないのだと思います。
ぜひ加計呂麻島の「高千穂神社」にご挨拶に行ってみてください。