『医者も知らないホルモン・バランス』 / 著 ジョン・R・リー

最初に言っておくと、わたしは人一倍、健康には気を使うほうではないかと思います。

乙女座の健康オタクの人ほど、なにかひとつの健康法にこだわったり、しっかりと体系づけられた知識があるわけではないのですが、個人事業主歴25年。

他に変わってくれる人がいない立場であるがゆえに、日々の健康管理は欠かせません。

若い頃は自己管理が下手で、慢性的な偏頭痛、椎間板ヘルニア、子宮内膜症とそれに伴う激しい生理痛と腰痛、結膜炎、ごくたまに躁鬱など、常に何かしらの痛みがあり、薬でごまかし、ごまかし、働いていました。

いまはそれが過労と栄養過多(食べ過ぎ)、運動不足、間違った薬の摂取、多くのストレスからやってきていたことに気付いています。

夜遊びをやめて、睡眠時間を確保し、食事を意識して、ヨガへ通い、ケミカルナプキンをやめて、漢方で体調を整えて、定期的にオステオパシーで診てもらっています。

その甲斐あって風邪は発症させずに、すばやく身体を通して排出させることができるようになったし、ちょっとした不調はいち早く、発見・対処するクセがつきました。

人間の欲求が、だんだんと人間関係、恋愛、仕事、お金といったものから、健康!になっていくのが、とてもよくわかります。

目下のところ、わたしにやってきているものは、更年期障害

10代で子宮内膜症を発症して、たびたびホルモン療法を繰り返し、低容量ピルも使い、二度、卵巣嚢腫の手術を経験しました。

ここ10数年は生理痛もなくなり、経血量も激減し、生理前の情緒不安定もだいぶおさまってきていたのですが……寄る年波は、おのずと生理周期を狂わせて、眠りを浅くさえ、そして関節痛が出てきたのです。

最初に痛みが現れたのは、右手の親指でした。ある時、お風呂上がりに、親指の関節が痛いことに気づき……まあ、そのうち消えるだろうと思っていたら、10日ぐらい消えなくて。

オステオパシーの先生に診てもらったら、痛みは半減したのですが、その夜から、左手の中指の関節が痛くなりました。

え、もしかして、リウマチ…⁈

すぐに思考が飛躍するのが、わたしの良いところであり、悪いところでもあるのですが「指 関節 痛い」でググると、関節炎、リウマチが検索されます。

いろいろなページを読んでみると「片手に症状が出ると、もう片方の手にも…と、交互に現れる特徴がある」と書いてあります。

え? マジで?

途端に心配になりました。

どうする?
病院へ行って検査してもらうか?

よっしゃ、その前にタロットしよ!ということで、気持ちを落ち着かせるためにタロットで占いました。

思えば19年前、まさか妊娠したかも⁈と思ったときも、検査薬を買いに行くより先にタロットをして「妊娠してるーー!しかも男子だーー!」と占ったことを思い出しました。

それから約20年経ち、中年になっても、わたしの行動パターンは変わらないようです。

占った結果、リウマチではない、と出ました。
疑い深いので、もう一度やりましたが、結果は同じ。

じゃあ、なんなんだ?
この痛みは?!

さらに検索した結果、更年期と関節炎の因果関係に行き着きました。
更年期障害のひとつに関節炎があり、それが長く続くケースがあると。

それから、あるリウマチ医の書いた記事を発見しました。

リウマチの症状を発症するのは30-50代の女性が非常に多いが、長年、患者の症状を診ているうちに、リウマチのマーカー値は低いのに、ほとんどリウマチのような症状を訴えてくる人がいる。それは閉経前後の女性であり、本来リウマチに効くはずの薬が効かず、女性ホルモンを補う治療をしたところ、圧倒的に症状が改善された。

ほうほう。なんか納得がいきました。

というのも、以前からごくたまに、生理の前日や当日に全身の関節が痛くなることを思い出したのです。閉経に伴う女性ホルモンの変化と、関節の痛みには関係あるわけですね。

調べてみると、そのお医者さんは偶然、うちの実家から比較的、近くにクリニックを開業していることがわかったので、そのあたりの話を聴きに、そして一応、本当にリウマチじゃないか検査してもらいに行ってみました。

そのお医者さんが言うには、更年期の時にホルモンが減少することと、リウマチ・膠原病の発症は密接に関係していて、その時期に関節の痛みが出てきたら、上手にホルモン補充療法を取り入れると、症状が改善できるうえ、リウマチや膠原病の発症も抑えることができるケースがあるらしいです。

リウマチ医は、それを知らないといけないのに、その考えの医者がほとんどいない!と嘆いておりました。

一応、血液検査してもらいましたが、依然として関節の痛みはあるものの、もうこの時点で、気持ちはほとんど「更年期だな」と確定。

検査結果を聞くまでもないと思っていたのですが、その間に見つけて、読んだ本が、今日ご紹介する医者も知らないホルモン・バランスです(前フリ長い)!

医者も知らないホルモン・バランス
ジョン・R・リー
(Amazonへ)

これは、プレを含む更年期障害の何かしらの症状がある人、あるいは20-30代でも子宮内膜症や子宮筋腫、PMS、甲状腺機能低下症といった症状で苦しんでいる人は、全員読んでおいた方がいいんじゃないか?という本です。

わたしの知りたかったことは、読み始めて、すぐに見つかりました。

卵子を成熟させ、放出する卵胞は、本当の閉経の10年も前に「スパッタリング」を始めている。これは月経周期はあるのに排卵されない無排卵性周期のことだ。排卵がなければ、卵巣でプロゲステロンはつくられず、その女性に更年期症状が発症する。プロゲステロンがつくられなくても月経周期はあるので、大部分の女性はプロゲステロン不足で症状が起きていることに気づかない。

そして、プロゲステロンが、自然な抗うつ効果や脂肪の燃焼、血糖レベルの維持、性欲の回復、造骨作用の促進などに関係していると。

つまり更年期に現れるほとんどの症状がエストロゲン過剰のプロゲステロン不足で起こるとのこと。関節炎をはじめとして、骨粗しょう症や骨が脆くなるというのも、このホルモンバランスの乱れの一環というわけですね。

本書が警鐘を鳴らすのは、更年期の症状でクリニックを受診すると、大半の場合はホルモン補充療法を勧められるということ(確かに上記のお医者さんも、ホルモン補充療法を推進していました)

しかし医療機関で治療に用いられるホルモンは人工ホルモンであり、そもそもが自然な身体に適用されない場合があり、さらにエストロゲンも合わせて補充するので、症状が一向に改善されないケースも多くあるうえ、発癌リスクもあると。

それらを踏まえたうえで著者が提唱しているのは、必要なケースの場合は天然のプロゲステロンクリームで身体に馴染むホルモンを適度に補いながら、基本的には食事や運動、ハーブなどで、いかに更年期前後も含めて健康な状態を長くキープしていくのか……というプロセスです。

えーーーーこれ、もっと早く読んでおけばよかった!!
というのが、わたしの感想です。

これを子宮内膜症時代に知っていれば…卵巣嚢腫で苦しんでいた時期に知っていれば…そして関節が痛くなる前に知っていれば…と。

もちろん、ここに書かれているものがすべてではありませんし、ひとりひとりの症状は異なりますから、なにをどのように選ぶのかについては、慎重に体調を見ながら試していく必要があるでしょう。

でも、ググッても「更年期の時期は関節炎が出てくるケースもありますが、それも自然の現象です。無理しない生活ペースを整えて、それでも症状が気になる場合は受診しましょう」みたいな、なんの当たり障りもないことばかりで、なんだかな…と思っていたところには、具体的な行動例がいろいろ出てきたのが、有難かったです。

ということで、更年期をはじめとして、さまざまな婦人病に悩まされている方は、なにも知らずに悶々と過ごすよりも、読んでおくといいですよ!

実体験に基づき、長文になりましたが、なかなか教えてもらえる機会がないけれど、女性なら知っておきたいホルモン・バランスについての話でした。

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