『人生からの贈り物』 / 著 セルジオ・バンバーレン

この本は、どんな人におすすめしたいかな。
自分の人生を勇気を持って、変えていきたいと願う人へ。

「自分の人生は、いつからこうなってしまったのだろう」と、暗い気持ちになっている人や「自分は、恵まれているのだから」と言い聞かせながら生きている人に、ぜひ読んでほしいです。

あっ、それと「大事な人と一緒に生きる」ことに関心がある人もぜひ読んでほしい。

主人公のマイケルは、ニュージーランドのオークランドに妻と暮らすサラリーマン。
マイケルの部屋には、古い世界地図がかけられてあります。

彼は、元々旅行好きなのだけど、最近は自分も妻のゲイルも仕事が忙しくて、オークランドから離れる時間もないほどに、二人で過ごす時間も少なく、すれ違いな毎日。

楽しいなんて思えない仕事と、相性の悪い上司にうんざりしているマイケル。
かつての自分が見ていた夢とはまったく違う人生。

彼の小さな楽しみは、ブレイク氏が営む本屋へ行くこと。マイケルが、世界地図を買ったのもこのお店です。

このブレイク氏が、この物語のキーパーソンになっていきます。

ある日、例の上司と言い合いになり、疲れはてた彼が、仕事帰りに寄ったブレイク氏の本屋で手にした一冊の本をきっかけに彼の人生は変わり始めます。

イヤ、彼が人生を変えていくのです。

マイケルは、妻のゲイルに「人生を変えたいと思っていること」を伝えます。

ゲイルはその想いに賛成し、二人は今まで自分たちが大事だと思ってきた、生活の安定を捨て、船を購入して、二人だけの旅に出かけてみたいと考え始めます。

いい歳の大人がこういう決断をするって、ドキッとするし、本人じゃないのに、ワクワクします。そして、ちょっとジェラシーも……。

二人が旅に出ることを決め、動きだすと、次々に不思議なことが起こりはじめます。海を旅する二人に巻き起こる様々なこと。最後の最後まで気が抜けないストーリー展開は、読み応えがあります‼︎

人が、自分や愛するもののために、人生の流れを勇気を持って変えようとするとき、様々な奇跡が起きるんですね。自分の閃きを信じてみる勇気と意志が、ものごとを動かしていくこと。愛する人と一緒に進む道の試練と素晴らしさが描かれています。

最後の最後まで、ハラハラ、ドキドキの旅。

この物語は、すれ違ってきた二人が、自分自身を取り戻しながら、お互いがどれほどかけがえのない存在かを思い出す旅です。

本当に大切なものはなんだろう。自分のなかから、聴こえる小さな囁き声に耳を傾け「もっと自分を生きてみたい!」と思わせてくれる素晴らしい一冊です。

人生からの贈り物

『人生からの贈り物』
著 セルジオ・バンバーレン
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宇宙図書館 No.9
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