『書斎の鍵 ・父が遺した「人生の奇跡」』 著 / 喜多川 泰

そうきたか⁈と唸らされた一冊です。

著者の喜多川泰さんは、1998年横浜市に人間的成長を重視した学習塾「聡明舎」を創立されています。人間的成長、まさに本の内容もそれ‼︎

1冊の本が人生を変える‼︎

物語のなかに出てくる言葉です。

この本は、誰かにとって、まさにその1冊になることでしょう。

「書斎の鍵」を読んだことで、自分の人生は変わりました‼︎
そう話す人がたくさんいることを感じさせる内容です。

 

物語は2055年、未来の設定です。主人公は、うだつの上がらない営業マンの前田浩平。
浩平は、いわゆる一般的なサラリーマン。

彼と同じような人生を送っている人は、日本にたくさんいるんじゃないかな。この本を読んでいると、自分のことのように感じる人が多いでしょう。共感もするし、イラっともするかもしれません。

こんな人生になったのは「あの出来事のせいだ」と、過去に起きたことを引きずり、自分の不運を呪いながら生きる前田浩平。

物語は、父の死からはじまります。

浩平は、父を嫌い、父を遠ざけて生きてきました。
父が、浩平宛に残していた遺言状をきっかけに、人生が動きはじめます。

父は自分の書斎を大事にしていました。
遺言状に、書斎の鍵は「しかるべき人」に預けていると書いてありました。

浩平は、書斎になんてまったく興味はありません。そもそも「本」を読む習慣がないのですから。習慣がないというよりも「本」を嫌ってきました。

なぜなら、父が本好きだったからです。父親の好きなものを拒否することによって、浩平は父へ反発していました。

ところが、父の死と謎めいたその状況が、少しずつ気になりはじめます。

わざわざ父親が遺言にまで残してすぐに手に入らないようにしていた「書斎の鍵」は、誰が持っているのか……。どうやって鍵を預かっている人をみつければいいのか。そして、なんのために父は、こんなしかけを残したのか。

 

「書斎の鍵」というタイトルの通り「書斎」と「本」を読むことの意味や素晴らしさが書かれています。

どうして「本」を読む必要があるのか「本」がわたしたちに何を与えてくれるのか。
「本」を読む人生と読まない人生との違いなどなど。

この部分は、本を読むのが好きな人にとっては、そうそう、なるほど‼︎と、ますます本を読みたくなること間違いなしです。本に興味がない人も、ちょっと本を読む習慣を持ってみようかかな。いい本、紹介してほしいなときっと思いはじめるでしょう。

そんなときは『宇宙図書館』をどうぞ覗いてくださいませ(笑)

本好きなわたしは、ますます本を読むことにときめきました。

 

浩平に関わる人間模様。会社の上司や部下は、仕事だけの関係であって、自分の人生と他の人たちの人生は、関係がないものだと感じていた浩平に、そうではないことが分かりはじめるところなんか、グッときます。

ひとりの人生が、他の人に与える影響。無自覚にも自分が気づいていないことだらけですが、それでもお互い、影響を与えながら生きているのだということが、ビシビシ伝わってきます。

お父さんが浩平に伝えたいことは何だったのか。
そしてそれは浩平の人生をどのように変えていくのか。

物語のなかの言葉は、心に響くものがたくさん‼︎

ひとつだけご紹介すると

「自分が幸せになることでしか、救えない人生がある」

どうですかこの言葉。
自分が幸せであることが、わたしたちの使命だと感じさせてくれる本です。

1冊の本が人生を変える‼︎

書斎の鍵

書斎の鍵 ・父が遺した「人生の奇跡」
著 / 喜多川 泰
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