『自分の中に毒を持て』 / 著 岡本太郎

もはや説明する必要のない方。
「芸術は爆発だ!」の岡本太郎さんの著書。

タイトルの横に、あなたは常識人間を捨てられるかと書かれてあります。

本の内容は、この言葉の通り、常識人間をやめてしまいなさい!ということが、いろんな観点から書かれています。

岡本太郎さんの作品や生き方は、多くの人を惹きつけますね。
太郎さんが撮った沖縄の写真集のこともいつか書きたいです。
この写真集もインパクトがあり、凄いですよ。

大阪のあべのハルカス美術館で開催された「太陽の塔」の作品や記されている言葉ひとつひとつに釘付けになりました。
どうも、わたしの心や魂を揺さぶる方のようです。

「自分の中に毒を持て」では、太郎さんの考え方や世界観が綴られています。
父は、漫画家の岡本一平さん、母は小説家のかの子さん。
わたしは、かの子さんにも惹かれるのです。こちらもまた別の機会に書いてみたいと思います。

ご両親との関係性や子供の頃の様子も書かれてあります。
読んでいて、この人は、幼い頃からすでに岡本太郎だったんだと感じました。
幼い頃から、まっすぐというか、自分の考えや見方がしっかりとあり、ごまかしがない。
その質を持っているということは、なかなか生きづらくもあったと思います。

わたしたちは、生きづらさを感じたときに、自分をごまかし、自分にウソをつき、自分以外の何者かになろうとしがちです。
岡本太郎さんには、それがないんですね。

18歳でパリに渡り、パリでの暮らしが、太郎さんにどのような影響を与え、どんな経験をしたのか。

なにを学び、なにを考え、どんな女性とお付き合いし、暮らしていたのかなども書かれています。あの岡本太郎が、どんな女性とどんなお付き合いをしていたのか気になりませんか?

太郎さんの生き方や作品に影響を与えたものについて、本人が書いていて、それを読んで知れるのは、とっても嬉しいことです。

そして、なにより考え方が面白い‼︎

いまでこそ、同じようなことを言う人は、たくさんいますが、30年以上前の本です。

相当な異端児とされたことでしょう。

「他人と同じように生きていると自己嫌悪に陥るだけ」と書かれています。

好かれようとせず、合わせようともせず、うまやろうとせず、売れようとせず、媚びるなんてもってのほか。
もし、そんな自分が出てきたら、壊していく。

どうだろう。
わたしたちは、好かれようとし、合わせることに躍起になってしまっていないだろうか。

そんな風に生きることは

「結局、人の思惑に従い、社会のベルトコンベアーの上に乗せられてしまう。一応、世間体もよく、うまくはいくかもしれないが、ほんとに生きているのではない」

と書いてあります。

この言葉を読んで、ほんとに生きるとは。
自分を生きるとは。

ということを追求された方なんだなと感じました。

無目的にふくらみ、輝いて、最後に爆発する。
そのように生きたいなと感じさせてくれる1冊‼︎

みんなと同じ考え=AI となってしまうこれからの時代。
岡本太郎さんの言葉のなかに、これからの生き方へのヒントと応援が散りばめられています。

自分の中に毒を持て

自分の中に毒を持て
著 岡本太郎
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